合格体験記

合格体験記8

5類/現役/2017年度入学

まず初めに、私は5類のAO入試についてのみお話しします。一般の勉強については他の受験記を参考にしてください。また、東工大の推薦・AO入試は類ごとに大きく異なりますのでご注意ください。ここに記載されているものはあくまでも2017年度の情報です。2018年度以降は変更もあると思われます、必ず自分で確認してください。

AO入試について

東工大におけるAO入試は2段階の選抜方式をとっています。 ①センター試験の点数(5類では上位約40名が通過) ②筆記及び面接試験(5類では20名程度が合格) 願書の提出は11~12月ごろで、センター試験後の2月上旬に、1次選抜の発表から2次試験、合格発表まですべて行われました。 あくまでも個人的な意見になりますが、現段階で東工大志望であり、興味のある類(もしくは分野)がしっかり決まっている場合は、AO入試の受験を検討されることをお勧めします。 AO入試のメリットは、貴重な受験回数が1回増えることと、得意分野で戦えることでしょう。文系科目好きの人はセンターでかなり有利です。対してデメリットは、志望書を書く11月及び2月上旬に勉強時間が削られること、AO前後に精神的負担がかかることだと思います。

AO入試の準備について

まず、事前準備について。 「これがやりたいから(この分野に興味があるから)東工大の〇類に行く!!」という意志を持ってください。その意思さえあればAO入試を検討してよいと思います。 そして、なんとなくで良いですから、動機を言葉にできるようにしておきましょう。また、インターネットやパンフレット、オープンキャンパスや工大祭等で関連する情報を集めましょう。これができていると志望動機書及び面接が楽です。 そして、願書の請求を忘れないでください。

次に、志望動機書について。 裏表にびっしり記述欄があるのに、指定文字数だと行が余るという、よくわからない動機書の用紙が送られてきます。原稿用紙ではありません。特に難しく考えず、自分の言葉で、あなたの情熱を記してください。必ず塾や学校の先生(個人的には勉強以外の面も見ている学校の先生をお勧めします)にチェックを受けてください。 大事なことは、この動機書は特に5類で面接で使用されるということです。「動機書には~と書かれていますが、この部分を具体的に教えてください」という質問が5類では頻繁に出ているようです。ちゃんと自分の言葉で正直なことを書かないと、この質問の回答に窮することになると思います。私の時も聞かれました。留意しておきましょう。 逆に面接での質問を誘導することも可能ですが、お勧めはしません(後述)。

最後に、センター試験について。 東工大一般なら文系科目が爆死してもある程度は許されます。ですがAOは1次選抜のためにそれなりの点数を取る必要があります。私は87%弱で1次を突破しています(これでも低いですが)。83%近傍で5類AOの1次に落ちた人がいたようなので、2017年度入試5類の1次試験のボーダーは85%程度だったと予想されます。数値はあくまでも2017年度入試における、個人の推測なので参考程度に考えてください。

5類AO入試の内容

筆記試験では、5類の専門分野に関する講義を聞き、それに関する試験に解答します。私の時は「ハノイの塔を再帰的手法によって解く」というものでした。プログラミングっぽい内容で、おそらく情報系です。 講義ではスライドのコピーが配布されます。そこにメモをとり、筆記試験時にそれを見ながら解答することができます。 アドバイスです。必ずメモをとりましょう。普段の授業と同じかもしれませんが、スライドに書いてある内容でも教授から聞き取った内容は、自分の言葉でメモを取ると良いです。もう一つアドバイスです。講義は冷静に聞いてください。講義の内容をすべて理解する必要はありません。特に終盤にかけて感じましたが、講義だけで内容を理解させないよう、情報を制限している可能さえあります。教授の話を聞き逃さないことを意識し、雰囲気をつかんで後で考えれば大丈夫です。私の場合、筆記試験のヒントは必ず講義中にあったように感じました。

面接試験では、志望動機書に基づく志望理由の聞き取りと、口頭試問が行われます。 ここで注意点です。面接は(少なくとも5類は)公平性を期すために時間制限が厳しく設けられています。私は前述したように、何としても口頭で伝えたい部分があったために志望動機書で質問を誘導しました。それに対する応答だけはしっかりできるよう、ポイントを押さえる準備を重ねていました。当日誘導に成功して練習通りに話していきましたが、時間制限の影響で話しきることができませんでした。 面接は、大人と1対3でしゃべる練習は重要ですが、予測質問と回答集みたいなものを作ることはお勧めしません。なにより応答が不自然になりますし、予想外のものが来た時に対応できません。それよりも自分の動機を強めて置いたり、周辺の情報を収集しておくことのほうが重要です。特に大学やその類の特色を頭に入れておくのが良いと思われます。パンフレットは読み込んでおくと助けになります。 口頭試問ですが、これも厳しい時間制限がかかります。 まず、問題が書かれたA4の紙が1枚渡されました。数分間で解答を考え、その後口頭で解答していきます。昨年度は断熱変化、ポアソンの法則について問われました。教科書の発展的な内容ですが、東工大受験生なら知っている分野でしょう。ただ、知識の確認ではなく応用・発想的な内容も含まれます。 「容器内の温度変化を早める(容器内は周辺に比べ高温だったはずなので、この場合は冷却です)ために断熱容器の壁に伝熱器をとりつける。その場所はどこがよいか」 「伝熱器の形状はどのようなものが良いか」 のような感じでした。多少曖昧な部分もありますので、参考程度にお願いします。 口頭試問のための対策は難しいという印象を受けました。基本的な物理や数学の勉強を念入りにやる他、日常の物理現象に目を向けておくと良いかもしれません。

まとめ

以上長くなりましたが、まとめますと ①東工大に入りたいという意志がある人はAOの検討もあり ②動機を固めておこう。情報収集は大事 ③普段の勉強をちゃんとやろう ②の動機固めや情報収集のために、オープンキャンパスや工大祭の機会はとても貴重です。積極的に参加することをお勧めいたします。(是非工大祭にもお越しください!)