合格体験記

合格体験記2

3類/現役/2016年度入学

はじめに

他人の合格体験記ほどあてにならないものはないです。私がまず伝えたいのはこのことです。私のした勉強方法があなたに合っているかは分からないことは当たり前ですが、私自身にとって本当にあっていたのかも疑わしいです。そのことをふまえて私は合格体験記を書きます。

夏に本格的な受験勉強を始めるまでの私は、学校の定期テストや模試では約300人中200番台後半、英語に至っては300番台を取る程成績が悪く本当に勉強をしていませんでした。3年生になり受験生になったことで趣味であったゲームを止め勉強に取り組みましたが全く成績は上がりませんでした。周りの人々と同じように勉強をしてもそれまでの積み重ねがない分追いつくはずがありません。

夏休みに入る直前に周りの受験生と大きく差が開いていることを自覚しその差を埋められるように勉強時間を大きく増やすことを決意しました。まず変えたのは生活習慣です。完全に朝型に変えようと思い、夜10時に就寝し朝の3時半に起床する生活に変えました。夏は気温が高く朝起きることに冬程苦労しないため、夏に生活習慣を変えたことは正解だったと思います。そして分単位で時間を調整し約40日の夏休みで600時間勉強しました。

夏休みの勉強の中身ですが、苦手科目だった英語を中心に数学、化学、物理に毎日触れるようにして勉強しました。英語は2年生まで学校の単語テストで使われていたアイシーピーの「DUO3.0」をもう一度やりなおし、旺文社の「基礎英語長文問題精講」という本を読みこみました。この「基礎英語長文問題精講」という本は英語が苦手で特に長文が苦手な人におすすめできる本で、東工大の主な出題形式である和訳と英訳の解説に非常に特化しています。私はこの本を受験までに3周はしました。数学は私の学校では数Ⅲを終わらせた時期が夏休み直前であったために数Ⅲの理解度が低かったので数研出版の「青チャート」の例題を完璧に解けるようにしました。化学と物理は数研出版の「重要問題集」に取り組みましたが私があまり物理と化学を理解していなかったために上手く進みませんでした。

夏休みの成果を試すために昨年の東工大の過去問に取り組みましたが、自分の成績はまだ受験に追いついていないのか全く解けませんでした。まず、東工大の入試の中で最も配点の高い数学を重視し学校で支給された数研出版の「オリジナルスタンダード数学演習ⅢC」という難しめの問題集を中心に数学に大きく時間を割いて取り組みました。次に他の教科について、英語は毎日長文と単語の勉強を欠かさないようにして、物理と化学はまだ未修の範囲が多かったものの新しく学ぶこととそれまでの復習を同時並行で進めるようにしました。

冬~センター時期

12月に入り物理化学は全ての範囲を履修し数学の問題集も終えたため過去問に取り組むことにしました。しかし、物理化学は履修し終えたばかりで理解していなかったところが多かったため、物理は第一出版社の「セミナー物理」という比較的簡単な問題集を解きながら今までの復習をし、化学はセンターの予想問題を解きながら覚えていない部分をノートにまとめました。特に化学は東工大の入試問題はセンターとよく似た記号問題も多いためこのセンター対策は二次試験対策にとって非常に効果的でした。

センター後

数学は他の教科よりも重視していたために教学社の「東工大の数学15カ年」を解き、英語は他の私立併願校の入試問題の方が難しく必要だと考えたために他の私立併願校の過去問を優先して解きました。結果、東工大入試までに私は東工大の過去問の中で数学を17年分、英語を5年分、物理と化学をそれぞれ7年分解きました。

これからの受験生に向けて

まず反省していることは、物理の勉強を塾に頼り過ぎてしまったために最後まで苦手なままで終わってしまったことです。私は2年生の冬から苦手な物理と英語はそれぞれ週に一回塾に通っていました。英語は中学の頃から苦手意識が強かったため塾の勉強だけでなく自宅学習も念入りにしていました。その結果苦手克服とまではいかなくとも東工大入試で戦えるレベルまでには引き上げられたと思います。しかし、物理は英語ほど苦手意識が強かったわけではないので自宅学習に時間を掛けることなく入試を迎えてしまいました。塾を利用することは悪いことではないですがそれで十分な受験対策は出来ません。

そして最も反省していることは受験勉強を真面目にやり始めた時期が遅すぎることです。実は私は東工大入試までに受けた他の私立大学には全て落ちています。さらに、模試の結果は全てE判定、センター本番の得点も630点でした。つまり、夏からの勉強では遅いということです。1、2年生のうちからコツコツ勉強をするべきだったと思います。

しかし、それでも東工大に受かった理由を挙げるならば最後まで諦めなかったから、一緒に受験勉強に取り組む友人などの環境に恵まれていたから、そして入試当日の運が良かったからだと思います。

最後にこれから東工大を目指す受験生に向けて、諦めない強いメンタルを持つことと、早く受験勉強を始めることを奨めます。