先日11月8日に行われた東工大オープンキャンパスにおいて、当委員会が実施した「現役東工大生による座談会 大学生活編」および「現役東工大生による座談会 受験編」に多くのご参加ありがとうございました。本記事は座談会で寄せられた質問のうち、時間内にお答えできなかった物に対しての返答をまとめたものとなっています。ぜひ参考にしてみてください。
できます。むしろ自分は数学が苦手だったので、英語や物化で頑張ろうと戦略立てていました。一般選抜であれば、1日目の最初が数学ですが、数学ができなくても深刻に考えずにすぐ切り替えていました。結果うまくいったので、カバーすることは十分可能かと思います。(3年 物 K.S.)
私は数学が苦手でしたし、知り合いにもそういう人はいます。無理に数学で高得点を取ろうとしなくても他教科で対策をしっかりすれば合格は可能だと思います。(1年 理 K.M.)
模試の点数を基に予想というよりは計画を立てていました。(1年 物 A.N.)
得意不得意などもあるので一概にはわかりませんが、数学は比較的点数の安定しにくい科目なので低めに見積もった方が安心だと思います。参考までに、自分はあまり得意でなかったこともあり数学は100点で受かるように計画を立てていました(実際は185点でした)。(1年 生 S.K.)
自分も数学が苦手でした。難しい問題は解けなくても受かります。僕の時は平面で立体を切っていく問題が出て即捨てましたが、受かりました。各年で合格するのに必要だと思われる問題(例えば数学6割が目標なら大問3つ)を徹底的に理解するようにした方がいいと思います。(2年 工 O.T.)
次似ている問題がでたら必ず解けるようにする、という意識で取り組んでいました。自分で解答をつくれなくては意味がないので、わからなかった問題は必ず解法を理解したら、一回何も見ずに自力で解答をつくるようにしていました。また、過去問は、180分時間を計り、A4のノート1ページに一問というように、本番同様に「解答をつくる」ことを意識して演習していました。(1年 環 F.K.)
日頃から論理というものを意識して解答をまとめることで、どういった手法が存在しどのような手法が有効かを把握していき、使いこなせるようになっていくことが大切だと思います。(1年 物 A.N.)
1A2Bを解く際には、ただ量を解くだけではなく、その解法についても着目して整理していきましょう。(1年 物 A.N.)
青チャート、4STEP(数研出版)、オリジナルスタンダード数学演習(大学への数学は使ってなかったです)(3年 物 K.S.)
「終わらせた」が、「新しく学んだ」ということであれば、数学Ⅲは高3の6月で終わりました。ですが新しく学んだだけでは何も身についていない状態なので、入試寸前まで「終わらせた」と言えるような学力に達するために、問題集や教科書を使って対策をしました。(3年 物 K.S.)
数3分野の学習自体は自分は高2冬までに終了していましたが、その後も演習などを継続して行っていました。演習量が特に重要となってくるので、基礎自体は出来れば早めに終わるのが望ましいでしょう。(1年 物 A.N.)
春~夏一対一対応の演習ABⅢ、11月以降過去問を使っていました。(1年 環 F.K.)
東工大の英語は文章量が多く大変そうに見えますし、実際に長文への慣れは必要ですが、実はさほど高度な知識が要求されるわけではないという点で英語が苦手でもある程度得点できるチャンスがあります。具体的には、単語と文法の知識に関してはセンター試験高得点レベルに照準を合わせ、ターゲット1900、東進の英文法レベル別問題集4,5の内容をインプットし、長文の練習としてはやっておきたい英語長文シリーズや東工大の過去問などを利用してなるべく毎日触れるようにして対策したら高三夏のセンター模試4割でも東工大二次で100/150取れました。頑張ってください。(1年 工 K.M.)
東工大入試問題の主要問題は、下線部訳・要約(内容説明)・和訳英訳の3つです。文の構造と論述の構造を読むことができているか、また正しい文構造を持った英文をかけるかなどオーソドックスな問題が多めです。ところが、英文の長さが他大学の入試問題よりも比較的長いため速読が必要だと思います。私は単語帳として速読も鍛えられるため速読英単語(Z会)や、やっておきたい英語長文500や700(河合出版)を時間を計りつつやりました。毎日英文を読むことも大切であるため毎日短い文でも読んでいました。(1年 環 I.Y.)
「終わらせた」が、「新しく学んだ」ということであれば、文法は高2末で終わっていました。「いつの間にか」終わっていたという印象です。ですが新しく学んだだけでは何も身についていない状態なので、入試寸前まで「終わらせた」と言えるような学力に達するために、問題集や教科書を使って対策をしました。(3年 物 K.S.)
基本的なものであれば高2冬までには終わらせていましたが、正直完全な終わりというものは無いようにも感じていました。なので基礎的な文法というものは常に意識しつつも、文法問題について1000問ぐらい集めたような問題集(自分が使っていた例では桐原書店のFocus Finderや頻出英文法・語法問題1000)を何周かすることをお勧めします。(1年 物 A.N.)
自分は受けませんでしたが、英検準一級のリスニングの過去問や文法書、単語帳などを用いて英語の勉強を行っていました。(1年 物 A.N.)
東工大対策に限って言えば、過去問対策を重視していました。実際に先生や塾のコンテンツで採点してもらい、分からなかったところは重要問題集(難しめ)を使って復習しました。基礎すらあやふやであれば、簡単な「リードα」や「セミナー」を使っていました。(3年 物 K.S.)
物理については、分野ごとに多少やり方が異なってくるとは思いますが、問題へのアプローチ法を整理してみたり、どういった情報や公式を用いているかを整理してみることを意識して問題を解いていくといいと思います。数学については、日頃から論理というものを意識して解答をまとめることで、どういった手法が存在しどのような手法が有効かを把握していき、使いこなせるようになっていくことが大切だと思います。(1年 物 A.N.)
春~夏セミナー物理化学、夏~10月名門の森、化学頻出!スタンダード問題230選、11月以降過去問を使っていました。(1年 環 F.K.)
センター対策は苦手科目や二次に関係しない科目(英語や国語、社会)については12月から対策をはじめていました。一方で得意科目や二次に関係する科目は年が明けるまでは二次対策をメインに、明けてからは徐々にセンターに移行していました。(1年 物 A.N.)
理系科目の勉強の合間に、30分から1時間くらいを目安に参考書を読むなどして勉強していました。ちょうど気分転換になりおすすめです。(2年 理 S.Y.)
受験生応援サイト入試対策ページに詳しく書いてあるので、ぜひそちらをご覧ください。(1年 環 F.K.)
あると思います。そもそも出題傾向というのは、問われる分野だけでなく「どんな解答が望まれるか」「必要となる知識はどの程度か」も含めます。従って、過去問を見て「簡単」「難しい」と思うかは人それぞれ別なので、自分が難易度をどう思うかを知る意味で過去問を参照することは必要だと考えられます。来年からいきなり大幅に出題傾向が変わることはないと思いますので、損は無いと思います。(3年 物 K.S.)
どの科目も15年分は解きました。これだけ取り組めば、どの科目も傾向をつかむには十分だと思います。私は数学のみ、30年分以上解きました。東工大の数学は非常に良問が多いので、半分ぐらいは過去問を解くというよりも問題演習に近かったです。化学は過去問演習を行うよりも、勉強して知識を増やす方が得点上昇につながると思うので、あまり過去問演習にとらわれる必要はないかもしれません。最後に、直近の3年分は二次試験1ヶ月前に、本番と同じような形式で取り組んで、実際の入試になれることをお勧めします。(2年 情 S.K.)
自分は総合型選抜(旧AO入試)を視野に入れてたので、マーク模試であればB判定を出していました。一方東工大模試はどちらもE判定でしたし、他の記述模試でもC判やD判をさまよっていました。(3年 物 K.S.)
私は最後まで模試で良い判定は取れませんでした。直前期の勉強で伸びる可能性は十分あると思います。(1年 理 K.M.)
私は、休日は平均して8時間くらいでしたが、勉強時間よりも勉強量のほうが大事です。睡眠時間、休憩時間を変えてみて、勉強の質も保てる最適な生活なリズムを探すことをお勧めします。(1年 環 F.K.)
自分は化学が好きだったので、全体を通してみると化学が半分を占めていたと思います。化学を武器にしたかったという理由もあります。他は物理や数学が大半ですが、センターが近づくにつれて日本史(選択科目)や国語などの時間もつくりました。日本史はもともと好きだったので、早くから息抜き程度に勉強していました。(3年 物 K.S.)
この時期においては、勉強そのものも大切ですが、受験へ向けた勉強習慣を定着させることもとても大切だと思います。 (1年 物 A.N.)
数学や英語についての基礎を勉強していました。この頃は勉強を頑張るというよりは受験へ向けた生活習慣の固定を意識して過ごしていました。(1年 物 A.N.)
宿題が大変だったので、平日は2時間程度、休日は最長で4時間程度だったと思います。平均して1日2時間ちょっとだったように思います。まだ受験勉強に本腰を入れていたわけではないので、短かったです。(3年 物 K.S.)
私は高2の春から通っていましたが、それは通う目的や塾の講義内容にもよると思います。説明会へ参加したりパンフレットを読んだりして、しっかりと情報を集めて自分が必要としているかを確認してから決めるとよいでしょう。(1年 物 A.N.)
2つの場合に分けて答えます。まず、あなたが高校2年生以下である場合です。高2以下であれば、大会や練習の数も多いと思います。ですが、部活に打ち込めるのはこの時期がピークですし、高3になって部活を引退すれば、勉強する時間は十分に確保できます。学校の宿題などをやる時間をしっかり決めて、最低限の勉強ができれば今は大丈夫です。続いて、あなたが高3である場合です。これからは過去問対策など演習の時間を設ける必要があります。これは短時間ではダメで、ある程度まとまった時間が必要です。もし、過去問対策すらまともにできないほどお忙しいのであれば、顧問やコーチに依頼して、練習メニューを軽くしてもらう、参加回数を減らすなどをしてもらうべきです。勉強の時間の確保という理由であれば、コーチも快諾してくださるはずです。ぜひ部活の顧問とよく相談して決めた方が良いです。部活は受験勉強で言い訳にはなりませんからね。(3年 物 K.S.)
自分の高校は幸いにも学校のテストが入試対策になっていたので、定期テスト前は定期テストの勉強をしていました。数英物化であれば定期テストの勉強=入試対策なので、重要視していました。センターですら使わない科目であれば短期記憶で乗り切っていました。(3年 物 K.S.)
テストの前日は、塾の予習だけしてあとはテスト勉強をしていました。提出するワークは授業の合間に少しずつ進めることもありましたが前日勉強が多かったです。(1年 理 K.M.)
まず、高校1年生であれば、まだ高校の学習も始まったばかりですし、完全に学校生活に慣れてるとは言えない状況だと思います。部活も本格的に打ち込む時期ですよね。学校の宿題が多いとのことですが、まずはその宿題をこなすことを最優先すべきです。1年生から受験に向けて動き出すのは早計な気もします。今しかない高校生活を十分に楽しんだうえで、もう少し自分のやりたいことを見つけてから受験勉強にシフトするのが良いかと思われます。(3年 物 K.S.)
都内私立高校ですが、入っている高校次第で入れる大学が決まるわけではありませんし、偏差値なんて塾によって値が違うので気にすることはないと思います。高校に関係なく、どんな未来にも道は通じています!(3年 物 K.S.)
やっていたのが携帯のリズムゲームだったのですが、1時間勉強した後休憩がてらに1プレイという感じでした。とはいっても、勉強の調子があがってきたら休憩なしにぶっ続けでやることもありましたが笑(2年 環 U.K.)
落ちたことを一切想像せず、受かった時のことだけを考えていました。自分がどんなサークルに入り、どんな友人ができて、どんな講義を受けているのか。それを想像して、それに向かって頑張ろうと思い続けました。先生の中には「受かったときのことを考えてばかりでは危機感が足りない」という人もいますが、気にすることないです。夢見ましょう。そして夢を現実にしましょう。(3年 物 K.S.)
不安で集中力が切れたら、先生や友達と話していました。話しているうち悩みごとが無駄に感じられ、良い意味の焦りが生まれて、集中できたように思います。(1年 環 F.K.)
「焦ったところで過去の時間は返ってこない」ので、そのとき必要な勉強をしていました。なのでそこまで焦った記憶がないです。周りも焦っている時期なので、いかに落ち着いて通常運転できるかが重要だと思います。(3年 物 K.S.)
「同じ志望校を目指す仲間と、時には競い合い、時には勉強を教え合い、時には一緒にご飯に行ったりしながら、切磋琢磨できたのが楽しかったです。」というのが模範回答なのでしょうが、これに付随して、「高校の勉強内容が着実に身についている」という感覚が忘れられません。物理の「コンデンサー」とか「原子核」、化学で言えば「無機イオン」や「有機の構造決定」など、難しいことを理解して身につけて、問われた際に回答できるように「成長している」という感覚です。これが自分にとってモチベーションになっていましたし、限界まで新しいことを身につけようという原動力になっていました。(3年 物 K.S.)
普段よくやっているコト(ルーティーン)をやっていました。私だったら弓道の1連の動作でしょうか。目の前の壁から少し目をそらすというのも重要なのではないでしょうか?(2年 環 U.K.)
総合型選抜には生物分野の問題しか出題されないので、高校で生物を履修していることが望ましいと思います。ただし、独学で生物を勉強して合格した人もいるので、必ずしも生物を履修している必要はありません。(2年 生 Y.M.)
特にこれといったものは必要ないでしょう。ただ、理系分野について非常に難しい問題が出題されるのでそれへ備えた対策を行うことと、面接の際にしっかりと質問に受け答えられるようにできる心構えは持っておきましょう。(1年 物 A.N.)
昨年度まで足切りは固定点でしたので確定的なことは言えませんが、昨年度は足切り600点で志願者の倍率は4.2倍でした。(1年 物 A.N.)
そうです。このような入試形式に関する内容は募集要項に掲載されているので確認することをお勧めします。(1年 工 K.M)https://admissions.titech.ac.jp/admission/college/pdf/R03_guidelines_25645957.pdf
また、こちらの入試ガイドにもわかりやすく掲載されていると思いますので、こちらも参照してください。 (1年 物 A.N.)
https://www.titech.ac.jp/about/overview/pdf/nyushiguide_2021.pdf
駅からの距離。あと、勉強をしたいという人には勉強を突き詰められる環境があるし、バイトもサークルも頑張りたいという人でもやっていける。大学側が多様性を担保してくれているように感じます。(2年 工 O.T.)
当委員会新入生へのアンケートの結果では約1/4が浪人でした。ただ、現役か浪人かは学校生活でほとんど気にしないですね。(2年 工 O.T.)