工大祭2021受験生応援ブースはこちら!

学校推薦型・総合型選抜について

学校推薦型選抜とは

学校推薦型選抜は、高大接続改革の一環として変更された旧制度の「推薦」に代わり導入された入試制度です。出願には学校の推薦が必要なので、高校で一定の成績があることが受験資格となることが多くあります。出願時に入学を確約する必要があり、特段の事情がない限り入学の辞退はできないという特徴もあります。

東工大では唯一理学院のみが採用しており、その募集定員は8人と狭く、推薦要件はざっくりと以下に示す三つが存在します。

1: 正規の授業科目の一環として実施した課題研究で主導的な役割を果たし、優れた成果を挙げてそれをとりまとめて発表した者
2: 課外活動において理学に関連した研究を行って優れた成果を挙げ、それをとりまとめて校外で発表したことを客観的に示す資料を提出できる者
3: 数学、物理、化学、地学のいずれかの国際科学オリンピックに日本代表として出場した者、又は国内予選に相当する大会等で優秀な成績を収めた者

上の1,2 で出願する場合は、学校あたりの推薦者は二人までに制限されますが、3で出願する場合には人数の制限がありません。合格者の選抜は、大学入学共通テスト(以下共通テストとする)の結果、出願書類、調査書をもとに総合的に判断をし、二次試験はありません。聞くところによると受かることはすごく難しいそうです。

総合型選抜とは

総合型選抜は、旧制度のAO(アドミッション・オフィス)入試にあたる制度で、理学院以外の学院で採用されています。学校推薦型選抜とは違い、出願資格にあたるものはなく、誰でも何人でも出願できるという特徴があります。また、学校推薦型選抜と同じように入学を辞退することはできません。

募集人員は、工学院34人、物質理工学院18人、情報理工学院6人程度、生命理工学院12人、環境社会理工学院17人となっています。なお、情報理工学院と生命理工学院は期待する水準に達する受験者が少ない場合は合格者数を定員以下とする場合もあるとしていますが、過去の結果では概ね募集人員の合格者が出ているので、その点で心配する必要はありません。また、環境社会理工学院は系に対して出願を行うので、建築学系、土木環境工学系、融合理工系でそれぞれ募集人数が定められています。

経験談ですが、出願の時期は12月と早いので、特別な出願書類がある場合は早めに取り掛からないと共通テスト前にバタバタすることになります。

選抜方法

全ての学院では一次選抜と二次選抜が存在し、選抜方法はそれぞれ異なり、一次選抜については以下の通りです。

工学院、物質理工学院、環境・社会理工学院A、B(=建築学系、土木環境工学系): 共通テストのみによる選抜を行うことがある
情報理工学院: 活動実績書(出願書類のひとつ)の内容を重視し、共通テストで概ね650点以上を取得しているかにより選抜
生命理工学院: 共通テストで概ね650点以上を取得しているか、人数が多い場合には出願書類と共通テストの結果でさらに選抜を行うこともある
環境社会理工学院C(=融合理工学系): 共通テストで概ね700点以上を取得しているか、人数が多い場合には調査書と志望理由書と共通テストの結果で選抜を行うこともある

筆者は情報理工学院の「概ね」とされている共通テストの結果はあまり影響を及ぼさないと考えています。また、変動する可能性はありますが、工学院や物質理工学院では8割〜9割程度がボーダーと言われています。

二次選抜についても以下の通りです。筆記に関しては過去問が東工大の受験生向けのサイトで公開されていますのでぜひご確認ください。

工学院: 筆記試験(120分)、面接。面接ではひとつの問題が出されてその場で解いて解説をするもので、今年は数列の問題でした。場合分けのうちのひとつを忘れたという声をよく聞きました。
物質理工学院: 筆記試験(90分)、面接。主に化学の問題が出題されます。面接では問題が出題され25分で回答を用意し、試験官に対して説明を行います。
情報理工学院: 面接。活動実績報告書のみに関しておよそ30分の面接が行われます。合格者は全員100点という噂があります。
生命理工学院: 筆記試験(90分)、面接。筆記試験では生物の問題が出題されます。面接は志望動機や自己アピールに基づいた形式です。
環境社会理工学院: 系によって異なり、Aでは造形課題(120分)、Bでは筆記(90分)と面接、Cでは面接があります。Cの面接の課題はSDGsに関するものでした。

まとめ

ここでは大事な事柄のみをまとめましたが、東工大の受験生向けサイトでより詳細にまとめられていますので受験を考えている方はぜひ参照してください。