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二次試験の数学について

1日目 9:30~12:30(180分)
配点:300点/750点

1.特徴

東工大の入試において数学は全体の4割の点数が割り振られており、最も重視されている科目と言えるでしょう。そのため、高得点を獲得できれば大きなアドバンテージを得ることができます。1番の特徴は3時間という大学入試の中でも屈指の長さの試験時間であり、長い時間問題と向き合う集中力が求められます。構成は例年大問5題(1問あたり60点)となっており、1問あたり平均36分もの時間をかけることができる反面、全問記述式かつ計算や思考過程が複雑なものが多く、あまり時間の余裕はありません。そのため、記述力や高い思考力のほかに、問題の難易度を把握して取れる問題を選択して取るという力も必要です。

2.傾向

2020年度以前の入試では数Ⅲ(特に微積分と複素数平面)が多く出題されていましたが、2021年度入試ではコロナ禍の影響もあってか数Ⅲを用いる問題がほとんどなく、それまでの傾向から逸脱したものとなりました。そのため、極端に数Ⅲに偏った学習は危険といえます。
また、煩雑な計算が必要な問題も多く出題されています。

3.対策

前述の通り傾向が変わることはありますが、基本的に東工大数学では数Ⅲが多く出題されます。そのため、できるだけ早くから数Ⅲに取り組むのがいいでしょう。一般的な学校のカリキュラムでは高3の後半にならないと数Ⅲの範囲が終わらないため、演習にかけられる時間が少なくなってしまいます。時間のある夏休みに演習を行えるよう、遅くとも夏休み前には数Ⅲを一通り終えておくのが理想的です。
また、東工大の数学は全問記述式であり、途中点がかなり貰えるため、記述力を上げておくことが重要です。そのため、日頃の演習から計算や思考の過程を丁寧に書くなどして記述の練習をしておくのが良いでしょう。
東工大の数学は難しいと言えども、全ての問題が難問というわけではありません。基本的に大問は受験生の多くが解ける問題、解けると差がつく問題、ほぼみんな解けない問題(捨て問)の3種類に分けられるので、各問題の難易度を見抜いて自分が取れる問題を漏らさずに取る、捨て問に時間を取られないようにすることが大切です。この力を鍛えるために、日頃からたくさんの問題を解いて、問題の難易度を判断する感覚を養っておきましょう。

4.最後に

東工大では配点の都合上、数学の得意不得意が合否に大きな影響を与えます。そのため、演習を通して数学の腕を磨き数学を得意にした人は他の受験生との戦いをかなり有利に進めることができるでしょう。数学が好きだ、得意になりたいと思っている人は、ぜひ多くの演習をこなして数学力に磨きをかけてほしいと思います。しかし、数学が得意な人ばかりが東工大に合格しているわけではありません。数学ができなくても他の科目で高得点を取って合格している人はたくさんいます。数学がどうしても苦手だという人は、数学が他の科目の足を引っ張りすぎないように、少しでも苦手を克服する努力をしてみてください。そして、他の3科目で点数を稼げるように頑張ってください。皆さんの努力が最高の形で実ることを願っています。